社会福祉法人遠浜会の広報誌に以前掲載された記事を紹介します。

まぐねっとでは午前中、利用者さんと一緒に森島農園さんの小松菜の成形作業を行っています。利用者さんに小松菜の株から虫食いなどで傷んだ葉を取り除いてもらい、職員がハサミで根切りをして仕上げます。

でも、この『傷んだ葉を取り除く』というのが意外と難しいのです。根元の形を綺麗にするため外側から順に葉を取り除かなければいけないとか、葉に穴が開いていても小さく少なければ取らなくても良いとか、細かくて曖昧なルールがいろいろあるのです。それは職員でも判断が難しい所。だからと言ってルールを守らないと、一株まるごと品物として売れなくなってしまうのです。

こうした難しい仕事を、一人一人出来る範囲で頑張ってもらっています。だからみんな100点満点の仕事をしている訳ではありません。でも、黙って葉を取り続ける、その日の気分で仕事の量を変える、葉を取るのは出来なくても他の手伝いをしてくれる、どんな形でもみんなと一緒に仕事を毎日続けていける事が大事だと思います。